AWS IoT AnalyticsとQuickSightで操作ログを可視化する(1/2)

AWS IoT Analyticsとは

AWSのサービスの一つで、IoTから得たデータを分析、可視化できるサービスです。IoTCoreからの入力データに限らず、あらかじめ集計されたS3データや、RedShiftなどの登録済みデータも使用することができます。

QuickSightとは

こちらもサービスの一つで、AWSの各種データベースに蓄積されたデータを可視化するBIサービスです。

データの蓄積

AWSコンソールからAWS IoT Analyticsを操作し、IoTからの受信データを蓄積する設定を行います。本来、温湿度計等、各種センサーデータを扱うところですが、今回は、以前の書き込みで作成したMQTT受信データ(ラジコンの操作ログ)を集計してくことにします。

ルールの作成

AWS IoT Coreで、ルールの作成を行います。

  • ACT - ルールを選択し、「ルールの作成」を選択します。
    f:id:camelrush:20200420221710p:plain
  • 任意のルール名を入力します。
    f:id:camelrush:20200420221819p:plain
  • 中部の「ルールクエリステートメント」で「編集」を押し、「SELECT * FROM xxxxxxx」の xxxxxxx部分に、サブスクライブするトピック名を指定します。
    f:id:camelrush:20200420223935p:plain
  • 下部の「1 つ以上のアクションを設定する」で「アクションの追加」をクリックし、一覧から「IoT Analytics にメッセージを送る」を選択します。
    f:id:camelrush:20200420221932p:plain
  • 「IoT Analyticsリソースをすばやく作成する」を選択し、リソースプレフィックスに任意の名称を登録後、「Quick Create」ボタンを押します。
    f:id:camelrush:20200420222133p:plain
  • しばらくすると、AnalyticsのためのDataSet、Channel、PipeLine、Role、DataStoreが自動作成されますので、「アクションの追加」をクリックします。
    f:id:camelrush:20200420222152p:plain
  • ルールの作成画面に戻りますので「ルールの作成」ボタンをクリックします。
    f:id:camelrush:20200420222541p:plain
    以上で設定は終了です。IoT Coreの所定トピックに対してパブリッシュした後、コンソール画面でサービス「AWS IoT Analytics」を選択してみましょう。Channel を選択し、下部のダッシュボードにデータが表示されていれば受信、データ蓄積が成功しています。
    f:id:camelrush:20200420224155p:plain

次回はデータを加工して、QuickSightで蓄積した可視化します。