IoTシステム技術検定中級対策 序章、第1章

今回から、表題試験への対策として、テキストの理解をアウトプットしていきます。

はじめに

IoT検定レベル1 合格記

8月末に、IoT検定 レベル1「IoTプロフェッショナル・コーディネータ」に合格しました。

camelrush.hatenablog.com

しかし、本当は「IoTシステム技術検定試験・中級」を受ける予定が、コロナ禍によって延期してしまったため、止む無く勉強したわけです。合格してみると、合格証のNoが 1,000強。ムダとは思いませんが、やはり知名度が低かったようです。

試験概要と受験予定

試験全体の体系は以下のとおりです(MCPC 試験概要ページより) f:id:camelrush:20201015231008p:plain

試験概要は以下のとおりです。

項目 内容
試験名 IoTシステム技術検定試験
団体 MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)
受験クラス 基礎 / 中級 / 上級
試験時間 90分
問題数 80問(マークシート
受験料 15,000(税別)
試験日 2020年12月5日(年2回)

出題カテゴリは以下となります。

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対策方針

以下「IoT技術テキスト 第2版」(リックテレコム)に従って勉強していく予定です。

スケジュールとしては、10月中にテキストを読破・アウトプットし、11月は復習と過去問対策に充てたいと思います。少し急こう配ですが、IoT検定の経験が生きることを期待しています。

それではやっていきましょう!

試験対策

第1章 IoT概要

  • IoTが示す新たな価値は主に次の2軸

    • カイゼン」等、従来システムの延長生産性向上を図る
      (効率化、高機能化、高性能化、省力化、省エネ化、見える化
    • 他社と自分の技術・サービスを結びつけ、新たな価値創造を図る
      (データ収集力向上、ビッグデータ活用、AI分析)
  • IoTに向けた世界の動き・標準化

発足団体 規格 概要
アジア電気通信標準化組織8団体 oneM2M 共通サービスプラットフォーム、試験仕様書。
3GPP NB-IoT LPWA技術の標準化
IEEE-SA IEEE2413プロジェクト M2M/IoTアーキテクチャの標準化による業界横断的な相互接続
ITU-T SG20 スマートシティ・スマートコミュニティを含むアプリケーションの議論
ISO/IEC JTC1 WG10 IoTの参照アーキテクチャ
  • IoTシステム構成(理解済のため略式)

    • サイバー空間とのデジタルツイン、CPS
    • エッジコンピューティングや、フォグコンピューティング
    • IoTゲートウェイ
  • IoTシステム設計の考え方

    • 留意すべきIoT特有の技術項目
      • 大規模センサデータの処理
        頻発・小容量データの通信方式、データクレンジング、サンプリング周期
      • データ収集の方式
        IoT G/Wでのデータ収集、ヘルスケア関連のセンシング技術、Maasのセンサ技術
      • センサデータの分析
        クラウド上のデータ分析手法、使用するクラウド環境
      • 無線技術の効率的な設計
        LPWA、エナジーハーベスト活用、土木・農業・災害地域などのデータ受信方式
      • セキュリティ対策・プライバシー保護
        IoT固有のセキュリティ対策、匿名化技術