IoTでカイワレ大根プランターの育成を監視してみよう

久しぶりのIoTネタ。土壌湿度計を使用したプランターの育成状況を可視化してました。 今回は自動給水は行わず、あくまでデータの可視化と、水分不足時のLINE通知までとしています。

詳細な構築手順や、実行ソースは、以下のGithubを参照ください。

github.com

システム概要

  • プランターの水分量と、周囲の気温、湿度をセンサーで10分おきに収集し、Webページからグラフデータとして可視化する。
  • プランターの水分量が規定値の割合を下回った場合は、あらかじめ登録したLINEのチャンネルに、給水を求める通知を行う。

プランタとセンサ

ESP32に土壌湿度計と、温度・湿度計を接続し、ESP32からWifiネットワーク経由で、AWSにデータを送るように実装しました。

上記をエッジデバイスとした、システム全体の構成イメージは次のとおりです。

Webページでの可視化

AWS S3に静的Web(HTML/JS)を配置し、そこからAPI Gateway/Lambda経由で、格納したデータを取得し、Chart.jsでブラウザにグラフを表示させます。

LINE通知

データ登録をトリガとしてLambdaを起動させ、水分量が閾値を下回った場合は、LINEに通知を飛ばすよう、設定しておきます。これにより、水分不足をLINE通知で受けることができるようになります。

まとめ

現時点で約半月ほど動かしてましたが、動作は安定しているようです。ただ、すでに秋に入って気温が低下したことや、植っているカイワレがすでに寿命であることから、あまり水分が減らず、通知が来ることがほぼないですが・・・。

冬の間に、自動給水や、電池駆動の方法を検討し、来年はプチトマトなどを育ててみたいと考えています。